かぼちゃの鶏そぼろ煮 介護食オススメの一品、お気に入りの選び方 バランス献立 区分3
バランス献立(アサヒグループ食品)
区分3 舌でつぶせる かぼちゃの鶏そぼろ煮
「介護食にどんな味があるか知りたい」
「美味しい介護食を探している」
「数が多すぎて、どの介護食がいいか選びきれない」
「美味しい介護食をおじいちゃん、おばあちゃんに食べさせてあげたい」
「美味しい味をみつけてプレゼントしたい」
爽ケアでは、市販の介護食品(スマイルケア食)は、どんな味?やわらかいの?実際の硬さは?具の大きさは?飲み込みやすいの?など、何を基準に選ぶの?おいしい市販の介護食は?とお探しの方のために、介護事業(デイサービス)を行っている私達が、介護食の味を知らずに販売するわけにはいかないと、実際に試食を行いました。また、現在当社デイサービスをご利用の皆さまに試飲、試食して頂き、生の声をできるだけ皆さまにご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、アサヒグループ食品の 舌でつぶせる 区分に分類される かに雑炊 をご紹介します。
まずは動画を御覧ください。
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スタッフ試食レビュー
スタッフ(男性2名・女性2名)で試食しました。
スタッフ男性Aのコメント
・かぼちゃのペースト感が良い
スタッフ男性Bのコメント
・しょうがの風味が強く甘めな味付け
スタッフ女性Cのコメント
・鶏肉感があまり感じられない
スタッフ女性Dのコメント
・かぼちゃの色が鮮やか
~介護食を美味しく食べるポイント~
介護食は通常食と比べてしまうと、どうしても見た目が劣ったり、味の濃さや薄さなど味付けが好みでなかったりして美味しくない、食欲がわかなかったりということがあるかもしれません。なので、彩りを添えたり、盛り付けのお皿を変化させたり、温めたり(湯煎、電子レンジ)して、少々お手間はかかりますが、見た目からおいしい介護食にすることがポイントです。
介護食品はとても多くの種類があります。介護食なので薄味をイメージしがちですが、意外としっかりした味付けやダシが効いたものも多く、味もお店で食べるものと遜色ないものもありますので、お好みの味(商品)に出会えるよう様々な商品を食べてみるのも良いかも。いわゆる介護食品の食べ歩きですね。
~やわらかい食事が必要となってきたご家族がいらっしゃる方へ~
かむ力、飲み込む力が弱くなった方へ、やわらかい食事の作り方が分からなかったり、やわらかさ、食べやすさの加減がわからなかったり、美味しく作れず食べてもらえなかったり、家族の食事内容と違うので時間がかかる、時間をかけられなかったりする方、困っている方への介護食品でもあります。
気に入ってもらえれば、いつも介護食でも良いかもしれませんが、そんなわけにはいかないので、いつも介護食を使うのではなく、市販の食品やご家庭のメニューに一品プラスという使い方でも良いでしょう。ラインナップはたくさんあり、主食から、主菜やスープ、デザート(ようかん、プリン)幅広く商品が揃っていますよ。
現在市販されている介護食品のメーカーは、キューピー、アサヒ、明治、森永、ホリカフーズ、マルハニチロ、大和罐詰等など何社もあります。(日本介護食品協議会加盟企業は2021年6月現在90社)日本介護食品協議会の会員数は、現在90 社と多くの食品メーカー等が参加しており、ユニバーサルデザインフードの登録商品は 2,000を超えています。
各メーカー介護食品では、飲み込める状態に応じてやわらかさの種類があります。 やわらかさの目安としては、少々分かりにくく混乱してしまいますが、日本介護食品協議会のユニバーサルデザインフードと、農林水産省からのスマイルケア食というものがありますのでご参考にされてください。
【ユニバーサルデザインフード(UDF)】
2002年に日本介護食品協議会が設立され、ユニバーサルデザインフード(UDF)という自主規格を策定しました。
(*ユニバーサルデザインフード区分策定の経緯:日本介護食品協議会https://www.udf.jp/about_udf/section_01.html)
このユニバーサルデザインフードは、「かたさ」や「粘度」により「容易にかめる」から「かまなくてよい」に分類された4つの区分を商品にマークとして表示したものです。
≪区分1≫ 容易にかめる
かむ力:かたいものや大きいものはやや食べづらい
飲み込む力:普通に飲み込める
≪区分2≫ 歯ぐきでつぶせる
かむ力:かたいものや大きいものは食べづらい
飲み込む力:ものによっては飲み込みづらいことがある
≪区分3≫ 舌でつぶせる
かむ力:細かくてやわらかければ食べられる
飲み込む力:水やお茶が飲みづらいことがある
≪区分4≫ かまなくてよい
かむ力:固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力:水やお茶が飲み込みづらい
参考:日本介護食品協議会サイト
【スマイルケア食】
農林水産省では、2013年2月から医療・介護関係者、食品メーカー、流通事業者の参加を仰ぎ検討を進め、2016年から介護食品の新たな愛称を「スマイルケア食」とし、これを3つに分類して色を分けて格付も表示するマークを設けることとなりました。
(1)飲み込むことに問題がある人向けの食品に赤色のマーク(3種類)
(2)噛むことに 問題がある人向けの食品に黄色のマーク(3種類)
(3)噛むこと・飲み込むことに問題はないものの健康な体を維持し活動するために栄養補給を必要とする人向けの食品に青色のマーク(1種類)
を表示することとし、具体的基準も定めました。
「新しい介護食品(スマイルケア食)」の選び方(PDF)
参考:農林水産省WEBサイト
高齢になると食事をたくさん取ることが難しくなったり、噛んだり飲み込んだりする咀嚼機能や嚥下機能や消化する機能が衰えることが起こりやすくなってきます。そういう方々へよく行われていることは、食事の材料を刻んだり、ムース状にするなど食べるものに何等かの加工を加えることが必要になります。これが、いわゆる介護食品と言われるものになります。介護食品に変遷していったの は、食べることにおける人間の機能に問題があっても食事は楽しく、おいしく摂りたいという、「食べる」ことの楽しみを継続することが、高齢者のQOL(生活の質)の向上にとって必要不可欠です。
その介護食。今年で介護食が誕生して37年だそうです。介護食の始まりは、1984年に神奈川県小田原市の特別養護老人ホームで、口から食事を摂れない重度認知症の利用者さんへ、口から食べることの出来る栄養価の高いミルクをゼラチンで固めた、ソフトな救命プリンが作られ提供されたことが始まりとされています。
このプリンを食べた利用者さんは寝たきりから座れるまでに改善するなど、びっくりする ような改善状態がみられたそうで、口から食事を摂ることがいかに重要かということで、介護食はかむ力が弱くなってきた方でも安心して、食事をおいしく楽しんでいただける食品として研究開発が進んだようです。
バランス献立 (アサヒグループ食品)
かぼちゃの鶏そぼろ煮
商品説明
- アサヒのおいしい介護食。“食べる”をずっと楽しく。食べる力が弱くなった方でも楽しく、おいしく、安心して食べられるように工夫した介護食です。
- 水やお茶が飲み込みづらいことがあり、細かくてやわらかければ食べられる方を対象としたお食事です。
- 細かくした具材をやわらかく調理し、とろみなどで飲み込みにも配慮しています。
- かぼちゃとやわらか鶏そぼろを甘辛く煮込みました 。
商品仕様
- 原材料/かぼちゃ、鶏肉加工品(小麦を含む)、砂糖、イヌリン(食物繊維)、しょうゆ(大豆を含む)、かつお昆布だし、植物油脂、チキンエキス、しょうがペースト、食塩、寒天、米酢、牛コラーゲンペプチド/増粘剤(キサンタン)、V.B1
- 栄養成分/(1食当たり)エネルギー49kcal、たんぱく質1.2g、脂質1.2g、炭水化物9.9g、糖質6.6g、食物繊維3.3g、食塩相当量0.7g
- アレルギー/小麦・牛肉・大豆・鶏肉
- 賞味期限/製造後2年
- ユニバーサルデザインフード/舌でつぶせる(区分3)
- 生産国/日本
1袋(100g)当たりの栄養成分
- エネルギー49kcal
- たんぱく質1.2g
- 脂質1.2g
- 炭水化物9.9g
- 糖質6.6g
- 食物繊維3.3g
- 食塩相当量0.70g
- ビタミンB10.50mg
原材料名
- かぼちゃ、鶏肉加工品(小麦を含む)、砂糖、イヌリン(食物繊維)、しょうゆ(大豆を含む)、かつお昆布だし、植物油脂、チキンエキス、しょうがペースト、食塩、寒天、米酢、牛コラーゲンペプチド/増粘剤(キサンタン)、V.B1